WMS導入基礎講座 ~実行編~
ビジネスにおけるロジスティクスの重要性が高まる中、WMS(倉庫業務支援システム)の導入を検討するマネジメント、またマネジメントから導入の検討を指示されているミドルの方も多いと思います。
一方、日常業務において接点が多い基幹システムとは異なり、WMSに馴染みがない方がまだまだ多数であるのも事実です。
そんな方に向けて、導入のために必要な知識のみを濃縮したセミナーを実施いたします。(「企画編」「実行編」「立ち上げ編」の全3回)
◆WMS導入基礎講座 ~実行編~
「WMS導入」企画の担当者として指名されたAさん。WMSについて知り、企画を経て無事導入の目的を明確にする事ができました。(企画フェイズでの必要なことは前回のセミナーでご紹介)
企画を経て、いよいよ具体的なWMS導入プロジェクトがスタートする事になりました。
そんな中、別の部署のシステム導入でトラブルが発生しました。なんでも、ベンダー任せにしてしまったため、一部必要な機能が実装されず、またできている機能も実業務にあっておらず、追加の改修で予算がさらにかかる事になったらしいのです。
「WMS導入は大丈夫なのか」
そう聞かれたAさんは根拠を持って答えられず、困ってしまいました。
WMSに限らず、システム導入の際は「プロだから大丈夫だろう」と丸投げした結果上手くいかないケースが多々あります。
WMSベンダーは「WMS・システムを作るプロ」であって、導入企業の事を、現場を、固有事情を、描かれているゴールを、完全に理解している訳ではないからです。
では、丸投げではなく、どのように進めればいいのでしょうか。
解決のポイント
課題:WMS導入プロジェクトは、どのように進めていくのかわからない
解決:実行段階では、「要件定義」、「設計・開発」、「単体テスト」、「内部結合テスト」、「外部結合テスト」、「UAT」など普段は聞きなれないフェーズ(作業ステップ)を踏むことになります。
これらのフェーズで具体的に何を行うのかについて、オーソドックスなケースをもとに説明します。
課題
WMS導入の企画は問題なく通りましたが、導入における具体的な進め方がイメージできませんでした。
調べても、よく理解できず、困ってしまいました。
解決
実行段階では、「要件定義」、「設計・開発」、「単体テスト」、「内部結合テスト」、「外部結合テスト」、「UAT」など普段は聞きなれないフェーズ(作業ステップ)を踏むことになります。
その中では「ベンダーがメインで対応する物」「発注者が主体となって対応する物」「発注者とベンダーがMTGですり合わせをしながら進める物」などがあります。
今回のセミナーにて、各フェーズにおいて何を行うのか、オーソドックスなケースを元に説明いたします。
オーソドックスなケースを理解する事で、多少特殊なケースであっても、対応ができるようになります。
課題:自社がいつ、何を、どこまですればよいかがわからない
解決:それぞれのフェーズにおいて、発注側として担うべき役割について説明します
課題
WMS導入では、ベンダーに丸投げするとリスクがある事は理解できました。
しかし、どの時点で何をする必要があるのかが分からないとメンバーの予定の調整ができず、人員確保ができません。
解決
例えば「UAT」(ユーザー受入テスト)のフェーズでは、WMSが実際に完成し、要求定義・要件定義で決めてきた事通りに作られているのか、運用に耐えられるのか、『発注側』がテストします
そのため、どのようなテストをやらなくてはならないのか計画を立てる必要がありますし、実際にテスト時は人員を用意してテストを行う必要があります。
反対に「単体テスト」のフェーズは『ベンダー』が自分達で作った物を自分達でテストします。
そのため、『発注側』は特に作業等は発生しないケースが多いです。
このように、各フェイズ毎に発注側として担うべき役割が変わり、作業量や必要な人員も変化します。
今回セミナーの中で一通り各フェイズについて発注側の役割について説明いたします。
まとめ
WMS導入の際、丸投げは導入計画の失敗につながる大変リスクのある行為となります。
発注側とベンダーが目的を共にし、協力する事が目的達成への大事なポイントになります。
そして、その協力のためには、どのようなフェイズがあり、何をしなくてはいけないのか。それをきちんと理解する事が必要となります。
事例セミナー開催概要
日時 |
10月20日 (木) 14:05〜15:00 <開催終了> 10月21日 (金) 12:05〜13:00 <開催終了> |
会場 | WEB |
参加費 | 無料 |
主催 | シーオス株式会社 |
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