ReSCUとは
ReSCUが得意とする課題
- 入出荷の検品作業を目視という人のチカラに頼っているため、品質が安定しない
- 「SKUの増加」×「ピース出荷比率の増加」のダブルパンチで、入出荷の作業工数が膨らんでいる
- 営業や販売など物流担当でないのに、物流に付帯するアナログ作業に大半の時間を取られている
- 流通在庫をタイムリーに把握することが難しく、滞留していて保管コストが増えている
ReSCUの特徴
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- Speedy
- WHAT(アイテム)、WHEN(作業時間)、WHERE(作業場所)HOW MANY(数量)といった情報を一瞬で読込・登録
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- Portable
- 狭いスペースでも活用することを想定したタブレット/スマートフォン仕様
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- Quick
- タブレット/スマートフォンとRFIDリーダーがあれば、インターネット環境に接続するだけですぐに利用可能(SaaS)
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- Linkable
- APIを通じてサプライチェーン上の各プレイヤーのシステムへも連携可能
Speedy
Quick
ReSCUが生まれた背景と医療業界での成果
手術で使う医療機器の物流は命に係わることから「間違えてはならない」「遅れてはならない」という高いプレッシャーを伴います。一方で、作業自体は1症例当たり50~200個の身体に埋め込む小さなアイテムのセットを一つ一つ目視確認するアナログ作業であり、大きな負荷と多くの時間を要していました。
メーカーはいち早くRFIDを用いた検品の仕組みを導入し始めましたが、各社独自で動いており、RFIDタグの仕様はメーカーによってバラバラでした。そこで、サプライチェーンに関わる全プレイヤー(メーカー、卸、医療施設、患者)がメリットを享受できるよう、いかなる仕様にも対応し、作業負荷の軽減はもちろんのこと、手術で用いた医療機器がどのような流通経路でどの患者に用いられたのかのトレースを容易にする仕組み『ReSCU』を構築するに至りました。
デザインに当たっては、個別最適ではなく、サプライチェーンの構造を踏まえて「情報が繋がる」ように全体を設計するところから始まり、検品だけのシステムにせず、作業者が1日の病院のスケジュールの確認から作業を始めることから、症例スケジュールを起点に検品作業を行える流れにするなど、一連の業務フローからシステムを組み込みました。
導入により、作業時間の大幅削減(80%以上)はもちろん、プレイヤー間の情報が『繋がる』ことで個体単位でどのような流通経路でどの患者に使われたのかクイックにトレースできるようになり、リコール等の不具合発生時に迅速且つ正確に対応できる基盤を整備できました。本取組みは業界団体のRFIDタグの書込仕様の標準化を加速し、RFIDソリューションの基盤の一翼を担いつつ、業界における普及にも貢献しています。
作業時間の大幅短縮
トレーサビリティの向上
ReSCUは、命に係わることから極めて高い要求が求められる医療業界のロジスティクスに応えてきました。
当社は、医療業界に限らず存在する、業務の効率化、品質向上、トレーサビリティの確保という課題に、広くReSCUで応えて参ります。