CASE 01
医療機器卸売業/新センター構想策定
「間違った投資」を防ぐため、総額約60億円の判断根拠を可視化
複数拠点に分散した保管・物流機能を一つの新センターへ統合したいというご相談に対し、建屋・自動倉庫・搬送ロボット・什器・システムを横断した概算見積を一括で作成。自動倉庫の導入に関しての3パターンで保管効率と作業動線のトレードオフを比較し、実績データから必要な入出庫能力・保管容量を定量検証しました。3Dモデルによる庫内イメージの共有や建設会社候補の整理・選定基準の提示まで一気通貫で支援し、総額最大約60億円の投資規模を根拠とともに可視化しています。
CASE 02
食品専門商社/新拠点構築
ゼネコン・ビル事業主・顧客との間に立ち、投資規模と稼働までのスケジュールを合意
商業施設へのテナント入居という形態の新拠点では、建設を担うゼネコンとビル事業主、そして顧客の三者間で仕様の切り分けが曖昧なまま検討が進んでいました。当社は垂直搬送機・冷蔵冷凍設備・空調・防犯カメラなど機器カテゴリごとにベンダー比較表を作成して選定を主導する一方、消火栓位置や防火シャッター仕様、UPS設置可否などビル事業主への確認事項を30ほどのテーマに整理し、回答状況の追跡まで一貫対応。延べ1,200時間を超える打合せを重ね、総額5.5〜6.6億円の投資規模と稼働までのスケジュールを合意形成しました。
CASE 03
大手ドラッグストアチェーン/物流網改革構想
拠点の役割分担そのものを、データに基づき問い直す提案
全国出店網の拡大に伴い、通過型のTCから在庫保有型のDCへ物流構造を転換したいというご相談に対し、「DCで在庫すべき商品は何か」「機械化・省人化をどこまで進めるか」「TCにどこまで役割を残すか」という3つの論点を設定。単価・回転率・配送距離などのデータから仮説を検証し、配送費用とTC運用費用のシミュレーションにより、TCを介さずDCが店舗仕分けまで担う可能性も含めて拠点の役割分担そのものを再定義しました。あわせて、DCの建屋要件とレイアウト策定、マテハン設備のプランニング、フェーズ別の段階投資計画まで踏み込んで提示するとともに、複数のWMSを前提とした当初要件を保守性・拡張性の観点から一本化するシステム構想へと提言しています。
CASE 04
物流事業者/10,000坪超のセンター
設備ありきにせず現場に合う自動化を見極め、搬送工程を無人化
拠点統合により新設された10,000坪超のセンターでは、ピッキングや補充の移動距離が伸び、作業時間の長期化が見込まれていました。当初検討されたAGVは、フォークリフトとの併用、動線の制約、床面の磁気テープが障害となり現場に適合しないと判断。シーオスは実センターでの実証実験を経てAMR「TUGBOT」を提案し、往復約300メートルを1日約100往復していた搬送工程を代替しました。かご車の自動脱着により連結作業も無人化し、約300名が働く現場で人とロボットの協調運用を実現しています。
CASE 05
中堅製造業/拠点統合・移転
全館空調をやめ、作業エリアへの局所空調と搬送ロボットで環境を改善
「猛暑の夏までに空調を入れたい」という要望に対し、空調業者からの提案は納期にも予算にも収まりませんでした。シーオスは一般的なレイアウトの前提を疑い、入出庫作業エリアをあえて奥に配置して空調範囲を人が集中するエリアに限定。長くなる動線は搬送ロボットで補い、省人化も同時に実現しました。結果として空調業者提案比で投資額を約20%抑え、夏季までの納期も遵守。同プロジェクトでは什器搬入のタクト計算により当日作業完了可否を事前に検知し、前日の搬入作業調整などを行うなどの提案も行っています。
CASE 06
物流現場の再生
現場の摩擦を「構造の課題」に変換し、職場環境満足度83.3%へ
不満が蓄積し離職が続く拠点に対し、待遇や休憩室の改善だけでは解決しないと判断。職場満足度調査で工程ごとのストレスを定量化し、要望を100%可視化して即応する運営、日次の情報共有、作業標準化、未然防止を称賛する風土づくりをハード面の改修と一体で進めました。結果、職場環境への満足度は平均83.3%に到達し、スタッフが主体的に動く定着率の高い現場へ再生しています。